活動報告

2021年7月例会報告

2021年07月25日
中村さんは社内の職人の平均年齢が高いことから将来に不安を抱き、新卒採用と若手の育成が急務だと感じて採用活動を始めました。しかし、最初は誰も見向きもせず、どうしたら興味を持ってもらえるか試行錯誤しながら継続していきました。「派手なことはできないから地道にするしかなかった」と中村さんは言いますが、地道にやり続けることは簡単ではなかったと思います。
継続するうちに新卒採用者も年々増え、社員の平均年齢も下がり、既存社員の意識やモチベーションも上がり、若手が成長して社内が活気づいてきました。また、新卒採用・育成の取り組みが、取引先・銀行などに対して「企業を存続させる社長の強い意思表示」になっているという相乗効果もあったそうです。
今回の報告を聞き、自分には店を繁栄させ長く続けていく為の覚悟がまだ足りないことに気づくとともに、経営指針書の重要性を改めて考えさせられました。自分の夢や思いを成文化し、責任と覚悟をもつことで、行動ができるようになると思いました。
長く続けていく為には、経営者である以上いかに環境が厳しくとも、時代の変化に対応して、経営を維持発展させる責任があり、社員や社員の家族を守るという覚悟が必要だと感じました。(吉丁・満永貴久氏「座長のまとめ」より)