活動報告

2022年10月例会報告

2022年10月31日
報告者の福田さんは「自社の強みは人です」とお話されていました。新卒・中途採用を続けているなかで、社員教育や組織作りを通して共に成長し自社を発展させておられます。技術者や若手の育成はどこの企業においても問題だと思います。創業時は人の入れ替わりが激しく、業務の引継ぎなどがうまくいかず顧客にご迷惑をかけることがあったとお話されていました。同友会での出会いと学びから業務の細分化をはかり若手の育成・社内においての風土作り、事業拡大による組織作りなど様々な取り組みをされています。
福田さんの経営理念『笑顔プラス百万一心の精神』は、福田さんが常に社員さんに自分の想いを伝えている結果として、新卒者や社員の方々の意識やモチベーションの高さ、社内の雰囲気の素晴らしさにつながっていると感じました。

私自身は親が長い年月をかけて作り上げてきた店を簡単に無くすことはできないとの思いから同友会に入会を決め、あすなろ塾や経営指針作成セミナーに参加し指針書を作成しましたが、きちんと活用できていないのが現状です。今日の福田さんの報告で指針書の重要性を改めて感じたのは、自分の夢や思いを成文化することで自分自身に責任と覚悟をもち行動できるようになるということです。経営者である以上いかに環境が厳しくとも時代の変化に対応して経営を維持し発展させる責任があり、社員や社員の家族を守るという覚悟が必要だと感じました。
まずは指針書を見直し、将来を見据えた計画と環境作りや自分自身が経営を学び労使見解を学ぶなど、たくさんの準備が必要だと思います。一人で経営されている方々も将来を見据えたときに人は必ず必要になってくると思います。福田さんの報告を聞いていろいろな角度から考え行動し、現在の自社、数年後の自社の取り組みに活かしてください。
最後になりますが、10年、20年と生き残る為には、自社が求められているものは何かを常に考え行動し、他社との差別化をはかり付加価値を高めていくことで自分自身の成長と自社の発展に繋がると感じました。 座長:満永貴久