活動報告

2024年4月例会報告

2024年04月27日
4月例会は株式会社エスキューブドの若松さんより【経営指針書の作成・活用・更新について】をテーマにご報告いただきました。報告では、経営が行き詰ってからの同友会との出会い、同友会での学び、経営指針書作成セミナー参加など、実体験を踏まえた報告だったと思います。本日の報告の中で2つのポイントがあったと思います。

1つ目のポイントは【同友会と出会い、とことん学んだこと】です。同友会と出会うまでは経営ビジョンもなく経営し資金繰りに苦慮するなど厳しい状況でした。さらに2020年には新型コロナウイルスが蔓延し窮地に立たされます。その時に奇跡的な確率で同友会と出会い、あすなろ塾を受講されます。同友会理念の三つの目的の中に「中小企業家が自主的な努力によって相互に資質を高め、知識を吸収しこれからの経営者に要求される総合的な能力を身に付けることをめざします。」とあります。同友会は素晴らしい会ですが、所属するだけでは意味がありません。自主的に学び、行動していくことが重要であると思います。

2つ目のポイントは【経営指針書の発表・活用をしていること】です。2023年8月に経営指針書作成セミナーに参加し、経営指針書を作成されます。経営指針書作成セミナーでは日常業務から離れて自社について徹底的に考え、経営理念から利益計画まで作成します。若松さんは指針書作成後、すぐに会社で経営指針書を発表されました。発表後に社員さんが自主的に行動するようになるなど、一定の変化が現れました。

経営者は経営を維持するとともに発展させてこそ社会的責任を果たすことができます。厳しい経営環境のもとにあっても、経営を維持発展させることは経営者の責任です。経営指針書を作成し経営の進むべき方向を明らかにし、社内の意思を統一して経営にあたることが重要です。今回の報告を聞いて少しでも自社に持ち帰り今後の自社の発展にお役に立てていただければと思います。